家には大きく分けて木造と鉄骨の構造に分かれているのはなんとなくお分かりだと思います。
- 木造は気を感じる家
- 鉄骨は自然な感じは少ないが機能が良い
というイメージを持っている人も多いのではないでしょうか?
私もそうでした。実際にそれぞれのメリットやデメリットについて知るきっかけが無かったのでこの機に調べました。
かねてから
と夫婦で話していたので構造が売りの大手メーカーは縁がないと思っていたのでハウジングセンターへ行っても「こんな家があるんだな」ぐらいにしか思っておらず他人事のように考えていました。
今回私たちはとある大手メーカーの集客戦略にまんまとかかり、ハウジングセンター内のモデルハウスへ遊びに行き、見学させてもらい、理想とは違うけど高機能な家に心を踊らせ考えが変わったこともありお話を聞かせてもらう時間を取りました。
お話を聞く上で知ったことは、そのハウスメーカーは構造が鉄骨で更に地震の揺れを吸収してくれる装置が付いていて揺れに強いということ。
そこでハッとして、
という疑問が出てきました。
よく知らないと不安ですよね。また注文住宅を建てる際に木造か鉄骨のどちらの住宅にするか最初の大きな分岐点です。
女性でも理解しやすいように簡単に紹介します。
もくじ
【注文住宅】木造と鉄骨のそれぞれのメリットやデメリットを簡単に紹介
では、木造住宅と鉄骨住宅のメリットやデメリット、特徴について紹介していきます。
木造住宅の特徴
- 木造軸組在来工法
- 2×4工法
- 木造ラーメン工法
木造住宅には3つの工法があります。
柱と梁で住宅を支える昔ながらの工法が木造軸組在来工法。
大きな柱では無く壁で支える2×4(ツーヴァイフォー)工法。
基礎の上に垂直に柱を立てて、水平に梁を張ることで建物を支える木造ラーメン工法。(ラーメンとはドイツ語で枠を指す)
メーカーや工務店により異なりますので、確認しましょう。
木造住宅のメリット
- 建築費が安い
- 断熱性に優れている
- 地震の揺れによる影響を受けにくい
- デザイン面での自由度が高い
- 天然の調湿効果
- 耐火性に優れる
- ホッとする
木造住宅は耐久年数が30〜80年とされています。
期間に差があるのはメンテナンスの有無により変わってきます。
木本来のもつ調湿機能により湿度が高いときは木が水分を含み、乾燥している時は水分を放出する特性があるため、天然の調湿効果があります。
地震大国である日本なので地震への対策は年々レベルが上がってきています。
木造だから弱いということはありません。
また木の香りに癒されます。
木造住宅のデメリット
- 品質や強度にばらつきが出る
- 害虫による被害を受けやすい
- 火災保険代が高い
- 耐震性が劣る
- 防音性が低い
自然な材料なため、大体の裁断を工場でしてきていても現地で職人の調整が入る場合があり職人の腕により品質や強度にばらつきがでやすいです。
木造といえばシロアリが好むので害虫被害が起こる可能性があるので対策が必要である。
また火災保険代は他の鉄骨造住宅に比べておよそ2倍の金額がかかります。
鉄骨造住宅の特徴

- 軽量鉄骨造
- 重量鉄骨造
それぞれ法定耐用年数は19年と34年とされています。
法定耐用年数とは減価償却資産(要は家に対しての固定資産税)の評価が下がる年数のことを指します。
中古物件の話を聞くと「家に対しての価値はない」ということ聞いたことありませんか?
それは固定資産としての価値がないという意味で、家が住めないという意味ではありません。
軽量鉄骨造と重量鉄骨造の違いは鉄骨の厚みの差の違いです。
鉄骨造住宅のメリット
- 構造体の品質が均一で安定
- 耐震性に優れる
- 大空間が作れる
- 火災保険代が安い
工場で部材が生産されるため品質が均一になり、また柱や梁の強度が強いため使用する本数が少なくて済むため大空間を作れるようになります。
鉄骨造住宅のデメリット
- 結露やカビが生じやすい
- 設計の自由度は低め
- 後期は短い
- 夏は暑く、冬は寒くなりやすい
- 長時間の火災に弱い
内部結露が発生しやすいため、防錆処理が必須。
木材のような調湿効果がないため外気の影響を受けやすい。
重量があるため、地盤が安定していないと建築できず、基礎の追加工事や地盤改良工事が必要になる場合がありコストがかかってしまう。
各部材が効果なため、全体的に建築コストが割高になる。
鉄筋コンクリート(RC造)の特徴
- 鉄筋コンクリート構造
柱などの骨組みを鉄筋で組み上げ、その周りを型枠で囲み、中にコンクリートを流し込んで固めて建物を作る方法。
法定耐用年数は47年と長め。
鉄筋コンクリートのメリット
- 大空間を作れる
- 大きな窓を設置できる
- デザインが自由自在
- 気密性・防音性・耐火性・耐震性に優れる
- 火災保険代が安い
鉄筋は引っ張る力に強く、コンクリートは圧縮に強いためそれぞれの特性から高い耐震性をもつ。
また、熱にも強いため、火災保険代は木造住宅の約3分の1で抑えることができる。
曲線や円形など他の材料では難しいデザインでもRCなら可能なことがある。
鉄筋コンクリートのデメリット
- 結露とカビが生じやすい
- 建物の重量が重い
- 解体費が高価
- リフォーム時の設計の自由度は低い
- コストがかかる
部材が高いだけでなく、後期が長くなるため人件費がかかるため木造の倍ほどのコストがかかる。
また重量による地盤改良工事が必要になることが多くさらに費用がかさみます。
また壁はコンクリートが入っているため取り壊しが難しく、後々リフォームや建て替えするときに費用が高くつく。
【注文住宅】木造と鉄骨のそれぞれのメリットやデメリットを簡単に紹介のまとめ
メリットやデメリットについて紹介しましたが、いかがでしたか?
私は正直火災保険の金額が変わってくると思っていなかったのでビックリした点が多かったです。
RC造の3階建マンションに一人暮らしした経験があるのですが、音が響きにくかったり、夏に仕事終わりから帰宅したときにコンクリートで冷やされた空気に涼しさを感じた覚えがあります。
マイホームをどんな家にするか最初の決断になると思いますが、たくさんの工務店やハウスメーカーがあるので悩みますよね。
一生に一度の大きな買い物なので後悔は最小限にしたいものです。
私たちの夫婦は構造は大手メーカーで内装が工務店っていうことが出来たらいいのにね、と話をしていました。
コストの関係もあり大手メーカーで建てるということは出来ないと思ってますが、その分可能な範囲でおうちづくりで叶えたい夢を少しでもたくさん叶えられるようにしたいと思っています。
